シャクヤク

🌿 薬草図鑑※効能や使い方は情報として提供するものです。利用に当たっては医師や薬剤師など専門家の指示に従ってください。

シャクヤク

和名シャクヤク
生薬名芍薬
学名Paeonia lactiflora
科名ボタン科
■ 効能
有効成分はモノテルペン配糖体のペオニフロリン(paeoniflorin)をはじめ、アルビフロリン、タンニン、安息香酸などが含まれる。
効果は筋肉の痛み・けいれん緩和: 筋肉の急な収縮による「こむら返り(足のつり)」や、急性の腰痛、胃痛、胆石・尿路結石の疝痛に高い鎮痛・鎮痙効果がある。
婦人科系の不調改善: 血(けつ)の巡りを改善し、月経不順、生理痛、更年期障害の緩和などに効果。
血行促進・鎮静: 血管を広げて血流を良くし、肩こりや身体の緊張を和らげる。
抗炎症作用: 炎症を抑え、痛みを和らげる。
■ 使い方や栽培
主に漢方薬の原料として利用され、多くの薬に使われる。有名なのに、芍薬甘草湯 : 芍薬と甘草の2つの成分で、筋肉の痙攣や、腰痛・腹痛、即効性のあるこむら返りの特効薬として有名。
当帰芍薬散 : 冷え症、月経不順、不妊症、貧血、産前産後などで血が足りない人に使われる婦人薬。
栽培は易しく、水捌けの良い赤土交じりの土地が良いと言われる。畑はよく耕し堆肥と化成肥料を施して畦幅を60~70㎝とり、4月から5月に掛けて15㎝おき位に5~6粒を点播するか条播し、発芽したら15㎝の1本を残す。ただ、種を蒔いて花をつけるまで45~5年係るので、多くは株分けで増やしている。
株分けした当年は花を付けず2年目から花をつける。根茎を利用する為に花を咲かせずに蕾を落とすのが一般的。咲かす場合は散り始めたら直ぐに切り落とし、種を付けさせない様にする。
収穫は10~11月頃に行い、株から根を切り離して根だけを集め、水洗いをしたあと軒下に吊るすなどして3ヵ月程日干しにする。