蒸留


前回紹介したカラタネオガタマの水蒸気蒸留を行いました。
これを使って海外向けの石鹼を作る方が、自宅の庭にあるカラタネオガタマの花を集められての蒸留依頼です。
依頼者の他に「鈴鹿川等源流の森林づくり協議会」の方7人が見学に見えたので、総勢9人との思い掛けない人数となりました。

同会は森林資源を活用して地域活性をしようとのグループで、この夏に坂下の馬子唄会館を中心に鈴鹿川での川遊びなどのイベントを行う計画が有り、どうやらその際にクロモジ茶や今日も頂いたヨモギ餅など、これまでの成果物を披露される様ですが、それにクロモジやヒノキ・スギのアロマ製品を加えたい様で、南の方の森林組合(宮川森林組合?)へ森林資源を蒸留している実際を見にも行かれたとの事で、地元で蒸留をするのならと、集まられたそうです。

今回、自宅で行っていた蒸留を畑でしたのは、地主さんが建築廃材を畑の一部に沢山集められたので、これを蒸留の熱源として使わせて頂き、冷却水を水道水ではなく、畑の脇ある農業用の浅井戸の水をタンクに汲み上げてこれを利用するという、エコロジー蒸留をしてみようと試してみました。

宮川森林組合?では太陽光発電の電力を使って蒸留を行っていたとの事ですが、イニシャルコストを考慮すると、決してエコとは言えません。
インターネットで調べると、材料を森林組合が提供し、民間会社が蒸留をしている様ですが? 写真のと同じ程の大きさの寸胴鍋式密閉釜を家庭用電熱器で加熱し、それを幾つか並べているとのお話しでした。
森林組合ではネットショップも展開して見えるようなので、参考にさせて頂こうと思います。

今回のカラタネオガタマ蒸留は材料が推定4~500gでしょうか?
カラタネオガタマからは精油が殆ど取れないとの事であり、火力は抑えて約2時間で1リットル程の蒸留水を得ましたが、増えると表面積が減る500cc3角フラスコを3個用意して受け容器にし、僅かでも水面に油膜が出来たら吸い取ろうとマクロピペットも準備しましたが、目視できる程の精油は有りませんでした。

鈴鹿川等源流の森林づくり協議会さんのお弁当をおよばれした所で終了とし、依頼主は宅急便で長野県の会社に送って石鹸にするとの事です。

鈴鹿川等源流の森林づくり協議会さんはご覧いただいた結果、先日クロモジ茶を作った折に採取した枝があるとの事で、新芽も出たので葉っぱを加えて蒸留をする話となりましたが、上手く蒸留出来たらイベントの商品にしてくれる事でしょう。

早速宮川森林組合さんの値段を調べて見ると、クロモジの精油が3mlで3,890円、アロマウオーターが100mlで2,080円でした。高い様ですが蒸留に2時間掛けて1リットルしかアロマウオーターが取れなかった現実と、材料採取の手間を加えるとむしろ安い位です。問題はこの値段で売れるかどうかでしょうね?

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