つぼくさの夏が来た


 どうやら、梅雨は先週には開けている様で、暑い日が続いて雨が恋しい気分です。
 
年寄りに無理は禁物と、真夏になると農作業は涼しくなる午後の4時前後から暗くて仕事が出来なくなる7時頃までと決めていますが、段々と日の入りが早くなるのが寂しい。
 今の作業は、草取と、草を取った所に草堆肥を撒いて、遮光の為に寒冷紗を被せる作業をしており、ようやく10畝有るうちの6畝を終えた所です。
 半日仕事で、それも休み休みですから、1畝に2日以上は掛かるので、後10日近く掛かる計算。

 つぼくさの生育状況は写真の通りで、これから暑い日が続く事から、一気にランナーを増やして、8月のお盆過ぎから本格的な収穫が出来る様になるでしょう。ただ、通年栽培が出来る奄美諸島や沖縄には敵いません。
 それでも市場に近い利点もあるので、真夏に少なくなる葉物野菜としての利用が考えられるのではないでしょうか? こうして遮光栽培をする事で、葉も柔らかくなります。
 
 問題は、伝統野菜と言う物は、栽培技術や、専用機械が発達しているのに対して、つぼくさはそれが無く、全て手作業で手間が係って、コスト的に生野菜としては市場性が有りません。
 
 夏の葉物野菜だと、、注文を頂いて畑へ赴未明に採取し、予冷庫で冷やしてから冷凍車で都会の市場へ運び、幾つかの手を介して売り場に並ぶ訳ですから、所謂コールドチェーンが完結しています。
 
 それが現状だと、ツボクサを摘んで袋と箱に入れ、クール宅急便で送る訳ですから2時間程かかります。家元である広島の綾ケ谷つぼくさ農園さんが、かって食べチョクで100g1000円で販売していましたが、クール宅急便の費用が1、192円かかり、合計で2,192円になって、食の為には金に糸目は付けない人しか購入できない金額となっていました。
 
 生産者の方も梱包材費と消費税を含んで1000円ですから、採取発送の手間代にもならず、生産費は全額赤字で、売り手買い手の両方共に無理が有りますから、4年前に途絶えています。

 食べチョクではこの他に、M式水耕研究所がつぼくさ20g×3、きぬありーぶす50g×6のセットで1、680円(送料別)で販売していた様ですが、これも販売終了となっています。
 一方、メルカリで150gのつぼくさを送料込みで999円で販売しており、それなりに売れているのではないかと思われますが、発送はゆうパケットポストで送り、輸送中の変化はご了承下さいとありますから、今の季節では無理ですね。
どうやら、つぼくさの生をネット販売するのは難しい様です。

 新しい技術とか、何かを加える事でブレークスルーが出来ない物だろうか?
 半日は畑に出ないでネットサーフインの日々ですから、色々と商品企画をしているのですが、つぼくさを生の葉での流通についても何か良いアイデアは無いかと探してみたいと思います。

 「困難は分割せよ」とのデカルトに習うなら、今回の問題を切り分けるとボトルネックはクール宅急便にあるように思います。さて、何か良いアイデアは無い物か?

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